シミやくすみの発生リスクがあっても、骨を強くするために日光に当たるべき?

紫外線に当たると、シミやくすみなどの発生リスクが上がる、というのは誰でも知っていることですから、美白のことを考えれば、「紫外線を浴びないために、できるだけ日光に当たらない工夫をすることが大切」という結論になりますよね。

 

ですが、その一方で、日光について「骨を強くするビタミンDは、日光に当たってこそ体内合成されるものだから、骨を丈夫に保つためにも、ある程度の日光浴は必要」という説があるのも事実。

 

骨を強くするためには、シミやくすみのリスク覚悟で日光に当たるべきなのでしょうか?

 

かつては日光浴が推奨された時代もありました

さて「骨を丈夫にするために日光に当たる必要がある」という説が正しいのかどうかというと・・・

 

結論から言えば「昔はそんなことが推奨されていた時代もあったけど、今はそれとは考えが違う」というところです。

 

実は、1997年までは、母子手帳には日光浴を推奨する趣旨の記述がありました。また、その時代くらいまでは、病院などの医療機関が、「骨折した患者や、骨粗しょう症が心配な高齢の患者などに対して、屋上で日光浴をさせる」ということをしていたケースも少なくなかったのは事実です。

 

その時代は、まだまだ「オゾン層の破壊による、紫外線の害の増大」の問題についての意識が薄かったんですよね。

 

しかし、オゾン層の破壊によって「昔よりも、はるかに紫外線の害が強くなってきている」ということが分かってきてからは、認識が変わってきました。

 

今では、日光浴を勧めるような医療機関もほとんどありませんし、母子手帳にも日光浴を推奨するような内容が載ることも1998年以降はなくなりました。

 

本当に日光に当たらなくていいの?

というわけで、「骨を丈夫にするために日光に当たる必要がある」という説は、あくまで「昔は正しいとされていた説」であり、今ではまったく推奨されてないことだ、という結論になります。

 

ですが、ここで気になるのが、「じゃあ本当に、紫外線対策をバッチリやって、日光を避ける生活をしていても大丈夫なのか」という点ですよね。

 

これについても安心して下さい。実は、「日光による体内のビタミンD合成」は、足の甲ぐらいのサイズの肌を、10分から15分くらい日光に当てるだけでも問題ないレベル、と言われているのです。

 

いくら紫外線対策をしていても、「地面や床・壁からの反射」なども含めれば、私たちは必ずと言っていいほど、どこかで日光を浴びており、それだけでも体内のビタミンD合成は問題がないレベルになることがほとんどなのです。

 

もちろん「地下室に住んでいて、しかもほとんど外に出ない、外出するとしても夜のみ」という極端なレベルの生活をしていれば話は別ですが、一般的な日本人の生活スタイルで過ごしているのであれば、「日光不足によるビタミンD不足」の心配はしなくていい、と思って大丈夫ですよ。

 

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