「メイク落としが不十分だとシミになる」という説は本当?

「メイクはきちんと落としましょう」というのは、美白・美肌を実現するための、スキンケアの基本のひとつとして知られています。

 

その理由としてよく耳にするのが「メイク落としが不十分だと、メイクの色素がそのまま肌に定着してシミになってしまうから」という説ですね。

 

ですが、この説って、本当に正しいのでしょうか?

 

「メイクの色素が皮膚に定着する」というのは嘘!?

さて、「メイク落としが不十分だと、メイクの色素がそのまま肌に定着してシミになってしまう」という説が正しいかどうか、結論を言うと・・・実はこの説、嘘なんですよ。

 

メイクの色素が、そのまま肌に定着する、ということはまずありません。

 

というのも、メイクの色素というのは、基本的に「肌に浸透させる」という目的で処方されていないので、粒子が大きいんですよ。

 

ですから、メイク落としが不十分な時に、「肌に定着しているように見えるメイク汚れ」というのは、実は、細かいシワや肌のヨレのすき間、毛穴などに詰まっているだけの話で、そこまでクレンジング剤・洗顔料が行き渡れば、ちゃんと落とせるものなのです。

 

そもそも、メイクの色素で簡単に色素沈着してしまうようなら、表皮下にわざわざ色素を入れる「アートメイク」なんて必要ありませんからね。

 

メイクを落とさないことの、本当の問題点

というわけで、メイク落としが不十分でも、その残ったメイク汚れが肌にそのまま定着してしまうことはない、というのが結論になるのですが「だったら、疲れた日はメイクを落とさない状態で寝ても問題なさそう」などと思ってしまうのは間違いですよ。

 

メイク汚れを残したままの状態で長時間過ごす、というのは、色素の定着とはまた別の問題が出てきます。

 

その問題とは・・・「油分の酸化と雑菌の繁殖」の問題。

 

メイクの油分は、皮脂と混じって時間とともにどんどん酸化してしまいます。酸化した油分というのは活性酸素の大好物ですから、メイク汚れを残したままで長時間過ごす、というのは、「活性酸素大発生による肌細胞の老化」を招く、ということになりますね。

 

また、メイク汚れと皮脂、さらには大気中のホコリまで混じった状態というのは雑菌が大繁殖しやすい状態でもあります。

 

メイクを落とさずに寝てしまうと、翌朝には「使い古しの雑巾を顔に乗せたのと同レベル」の雑菌が繁殖している、というのですから、これは恐ろしいですね。雑菌によって肌トラブルのリスクが上がるのはもちろん、これまた活性酸素をさらに増やす要因にもなってしまいます。

 

つまり「メイク汚れが残っていても、色素定着のリスクはないものの、酸化と雑菌のリスクは高いから、メイク汚れは毎日ちゃんと落としたほうがいい、というのは事実」という結論になるわけです。

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