ケミカルピーリングについて

美容皮膚科や美容外科などでおこなう美白の施術で、もっともよく利用される「手軽な美白施術」として知られるのが、ケミカルピーリングです。

 

ケミカルピーリングと言えば「顔にピーリング剤を塗って、古い角質をはがす」ということまではほとんどの人が知っているでしょうが、ここではもう少し、ケミカルピーリングの内容について掘り下げてみましょう。

 

ケミカルピーリングの目的

ケミカルピーリングは、「古い角質を落とす」という目的でおこなわれるものですが、そもそもなぜ、古い角質を落とすことが美白につながるのでしょうか?

 

それは、「ターンオーバーが乱れて古い角質が慢性的にこびりついている肌というのは、それだけでくすんでしまっているから」というのが大きいですね。
古い肌細胞にはツヤも何もなく、さらに劣化が進んでヨレてしまっている状態なので、光反射が非常に悪いのです。

 

これをケミカルピーリングでいったんリセットすることによって、「新鮮な肌細胞の生まれ変わり、新鮮な角質の形成」をうながすのです。

 

ケミカルピーリングのやり方

さて、美容皮膚科や美容外科でのケミカルピーリングは、どうやるのかというと・・・

 

まずは、カウンセリング時または施術前に、肌質のチェックがなされます。ケミカルピーリングは「弱すぎると効果が出ず、強すぎると肌に大ダメージを与える」という、実は扱いが難しい存在ですから、「この人の肌には、これくらいのピーリング剤をこれくらいの時間使用するのがベスト」というのを判断するために、肌質のチェックは必須なんですよ。

 

ピーリング剤に使う薬剤は、AHAという水溶性の酸と、BHAという脂溶性の酸。この両方をどれだけ配合するかも、医師がしっかりと判断します。
施術中は多少ピリピリとした刺激を感じることもありますが、これこそ酸が肌に働きかけている証拠なので、あまり心配しないで下さい。ただし、ピリピリ感がひどい時は医師に声をかけましょう。

 

ケミカルピーリングが終わったら、その後数日は、「紫外線に当たらないように」と細心の注意をはらうことが必要です。古い角質を落としきった分、一時的に肌表面の角質が減っていて、紫外線ダメージからの防御力が低下しているので、この間の紫外線対策は本当に重要ですよ。

 

ケミカルピーリングの施術は「1回やればハイ終わり」というのではなく、軽いくすみ解消であっても、少なくとも2〜3回はやるのが一般的です。ニキビ痕など、ちょっと色素沈着が濃いような場合は、回数もこれより増えますよ。

 

自宅やエステでのケミカルピーリングはどうなの?

さて、ケミカルピーリングと言えば、美容皮膚科や美容外科だけではなく、エステでもやっていますし、近年では「自宅でできるケミカルピーリングキット」などの通販もおこなわれていますが、これらを利用するのはどうなのかというと・・・

 

結論から言えば、おすすめできません。

 

その理由は、まず「ケミカルピーリングのピーリング剤に使う薬剤の濃度や配合割合・塗布時間などは、個人個人の肌によって非常に微妙な調節が必要になってくる」という事実があるからです。

 

そのため、通販などで買える自宅用のケミカルピーリング剤は、なるべく万人の肌に合わせるため「弱めの処方」となっているのですが、その分効果が薄いんですよ。

 

で、効果が薄いからと、ひんぱんなピーリング、長時間のピーリング、といったことを自己判断でついやってしまい、それが原因で肌トラブルを招いてしまうケースは少なくないのです。

 

また、エステでのケミカルピーリングは「民間資格でしかないエステティシャンの判断で、ピーリング剤が使用される」というのが怖いですね。人の肌の状態を本当に的確に判断する、というのは、医師免許を持たないエステティシャンには困難と言わざるを得ません。実際、肌トラブル発生の事例も多いですよ。

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